閣議後記者会見概要
H14.03.19(火)8:52~9:04 参議院議員食堂
広報室
会見の詳細
司法制度改革推進本部について
- 大臣:
- 今日は閣議の前に司法制度改革推進本部がございまして、推進計画につきまして了解をしたところでございます。
閣議について
- 大臣:
- 閣議におきましては、先程の司法制度改革推進計画につきまして法務大臣から発言がございました。その他総理が外遊されますことについての総理からのご発言がございました。
閣議後懇談会について
- 大臣:
- 懇談会におきましては、行政委託型公益法人等改革の実施計画の取りまとめにつきまして、行政改革担当大臣、石原大臣の方から発言がございました。これにつきまして総理大臣からも同趣旨の発言がございまして、民間で出来ることは民間に委ねるとの方針の下に、真剣、かつ、必ず期限内に、国民の理解が得られるような実施計画を取りまとめていただきたい、こういう話があったところでございます。以上でございます。
質疑
- 記者:
- 自民党の方で加藤元幹事長、それから鈴木宗男議員がそれぞれ離党されたのですが、一連の問題について離党という形になりましたが、この決着の方法等について大臣何かご所見がございましたら。
- 大臣:
- 鈴木さんの場合と、それから加藤さんの場合とは理由も少し異なっているわけですから、それぞれ立場は違うのだろうというふうに思いますが、いずれにいたしましても、お二人がそれぞれご自身でご判断になったことでありますから、それを多としなければならないというふうに思ってます。その後、この皆さん方が離党をされて今後どうするかにつきましては、それぞれがまたお考えになることだろうと、国民から負託を受けた議員としての立場というものを十分にお考えになって、今後のあり方というものについてはお考えになるのであろうというふうに思っております。
- 記者:
- 野党は議員辞職を求めてますけれども、それについては何か。
- 大臣:
- 議員というのは非常に難しい立場でありまして、これはそれぞれの選挙区でそれぞれ選ばれているわけでありますから、その選挙区の皆さん方の意向というのものをどう斟酌するかということは、これはやはり議員がそれぞれそのことをよく考えて、そして自ら決断をするというのが、やはり本来の筋だろうというふうに思っています。例えば刑事事件ですとかそうしたことになりました時にはこれは別ですけれども、そうでないときには自らがそれを決断をするということが、やはり中心だというふうに私も思っております。
- 記者:
- 議員辞職勧告決議案が鈴木さんの場合出ていますけれども、それについては本会議に上程する必要はないというお考えですか。
- 大臣:
- そこは党の方がどういうふうに考えますか、党の判断に任せたいと思います。従いたいと思います。
- 記者:
- C型肝炎の関係で1980年代に使われていた非加熱のフィブリノゲン4本と加熱したフィブリノゲン1本、合計5本を調べたところ、C型肝炎ウィルスが検出されたのですけれども、今までこのようなことを国はやってこなかったのか、また今後やっていくような予定はないでしょうか。あらためてフィブリノゲン製剤を調べたり、それからどこにあるのか追求していったりということはしないのでしょうか。
- 大臣:
- 1980年代、その時に使われた血液製剤、その中にC型肝炎ウイルスが発見されたと、こういうことですか、それは残ってたわけですか。何年になりますかね、昭和で言いますと昭和47年から昭和63年ぐらいの間、63年というのは何年になりますかね西暦で言いますと、88年ですか、そのぐらいの間はいわゆる非加熱血漿製剤というのは血液製剤というものが使われていたわけですね、その皆さん方の中で使用したことが明確になっているその人達の検査をいたしましたところ、先日も発表いたしましたとおり約50%がC型肝炎に罹患をした経緯があると、そして現在もなおそのウィルスを持っている人が全体の30%ある、約ですけれども、約30%あると。そういう結果が出ているわけでありますから、そうしますと罹患した人が半分ということになりますと、その当時使われました血液製剤にはかなりC型肝炎ウイルスが含まれていたということは想像に難くありません。したがいまして、当時、特に昭和47年から63年くらいの間に使用された、それを受けた皆さん方につきましては早く検査を受けていただくということが第一義として大事だというふうに思っております。血液製剤というのは幾人もの血液の中から取って、そして一つの製剤を作りますので多くの人の血液を集めておりますから、ふつうの輸血用の血液よりも危険性というのは非常に高いわけですね、特にHIVの時なんかは第8因子等を作りますときには千人近くの人の血液が一緒にされて、そしてその中で作られるというようなことがあったものですから、非常に確率が高くなったというふうに言われています。そういう意味では可能性としてはかなり高かったということは言えると思います。
- 記者:
- 今日の閣議で出されました閣議案件は厚生労働省法案全部了承されたんですか。
- 大臣:
- 了承されました。
- 記者:
- ヤコブ病の最終和解、25日が近づいてますが、現状どのくらいまでという。
- 大臣:
- まだちょっと僕も報告を受けてないのですが、話し合いをしているということだけしかまだ報告を受けてませんのでわかりません。しかしここまでまいりましたから確実に和解が成立するものと思っております。
その他
- 大臣:
- 先日参議院の予算委員会で民主党の高嶋良充議員からいわゆる厚生労働省が発注いたしますところの国立病院等の入札につきまして談合があるというお話がございました。全体のその談合が1枚紙になって、どの病院はどこが落札するというのが前もって流れているということをご指摘いただきました。全然全く私知らなかったことでございますけれども、もしそういう事実があるとするならばこれは全部やり直す必要がある。そこで3月12日、14日の入札につきましては契約を保留すると、もう既に済んでおりましたので契約を保留する。それから19日、22日の入札がございますけれども、これは延期すると、再度談合情報の調査を行う。それぞれのところでは有るか無いかということを調査していたようでございますけれどももう一度全体の調査を行う。公正取引委員会へ独占禁止法第45条に基づきます報告、これは申告という意味だそうですけれども、報告いたしまして調査を依頼する。そこまで決定をいたしました。今後電子入札が可能かどうか、私過去にも横須賀市でそれをおやりになっているところを1度拝見に行ったことがございますし、やればできるんだろうというふうに思いますが、そうしたことにつきましては国土交通省と相談をいたしておりまして、そういうことをやるためにはどういうことを準備すればいいのかといったことも検討したいと思っております。
質疑
- 記者:
- 公正取引委員会にお願いしたのは全10件ですか。
- 大臣:
- まあ全10件と言いますか、全体について。全体で何件有るのかちょっとわかりませんけれども。
- 記者:
- それは今回新たに申告をしたという。
- 大臣:
- そういうことです。
- 記者:
- 再調査の結果よくわからないと、グレーだという場合、契約はどんなもんでしょう。
- 大臣:
- それはまあちょっと聞いてみなければわからない。やってもらわないとわからない。今から言うわけにはいきません。
(了)